FIGARO CD

宮本妥子
マリンバソロアルバム Dear

FICD-5001/STEREO/定価 \2.500
             CD 2008.3.01

宮本妥子(マリンバ・ヴィブラフォン)
中路友恵(マリンバ) 河本清子(ピアノ) 後藤由里子(作曲・編曲)

マリンバによる癒しの音色と響き
 至福のひと時を "Dear" あなたに・・・・

Yasuko Miyamoto "Dear"
  Marimba Solo Album

「レコード芸術」2008年11月号 【準推薦】より

濱田滋郎●Jiro Hamada
【準】
 1996年にフライブルク音楽大学大学院を首席で卒業したとプロフィールに見えるから、パーカッショニストかつマリンバ奏者の宮本妥子は、若手というよりも中堅の音楽家と考えてよさそうである。このディスクはマリンバ・ソロ5曲、マリンバ・デュオ6曲(相手は中路友恵)、ピアノとの重奏、ヴィヴラフォーンとの重奏各1曲という取り合わせによるもので、マスカーニ、ラヴェル、アレン、マンシーニ、ピアソラなどのよく知られた旋律、〈この道>など周知の童謡3曲、かと思えばテレマンの《無伴奏ヴァイオリンのための幻想曲》第7番、そして後藤由里子(この人は大半の曲のアレンジも手掛けている)によるオリジナル・マリンバ曲2曲など、任意なプログラム立てとなっている。 ごく気軽な“お楽しみマリンバ・アルバム”だとも言えるが、聴いているとしだいに心が吸い寄せられていくような、なかなかに高度な「音楽」を味わえるアルバムだと、しだいに感心させられる。マリンバ独特の、おっとりと夢見るような雰囲気のうちで、十分に趣味のよい、一律なようでいて思いのほか多彩な表情を秘めた演奏ーそこには編曲の良さもあずかっているーを味わい楽しめるのだ。後藤由里子の創作曲2編も、派手では無くともしっとりとした詩趣をおびて、佳いものだと思わせる。このディスクは、これまでにかなりの数聴いてきたマリンバ・リサイタル盤の中でも、指折りの好感度をそなえた1枚である。ぜひご一聴を。                                                             

石田善之●Yoshiyuki Ishida
【録音評】
 全編を通しての響きの優しさ、美しさ、滑らかさを感じさせる反面、打楽器特有の鋭さは薄めでおとなしくなっている。ハード面に由来するのであろうか、あるいは音場内での他の楽器の共鳴音なのか、ノイズ成分が少々感じられ、スカッとした音抜け感を抑えているようだ。楽器の鍵盤を感じさせるようなほどよい広がり感だが、低音感はやや薄い。               

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